クローゼット収納のサイズはどこを測る?扉・奥行まで見る採寸方法
クローゼット用の収納ケースを買う前に、開口幅、内部の幅・奥行・高さ、扉や巾木との干渉を測る手順を解説します。
クローゼット収納は、内部に空間があっても扉の開口を通り、所定の位置まで動かし、引き出しを使えることが必要です。収納ケースの外寸と、開口・内部・使用時の3種類の寸法を照合して選びます。
この記事が向くのは、クローゼットへ引き出しケース、ワゴン、棚を追加したい人です。造り付け棚の耐荷重や壁への固定が必要な収納を検討している人は、寸法に加えて住宅側の仕様を管理会社や施工会社へ確認してください。
測る場所は「開口・内部・動作」の3つ
| 区分 | 測る場所 | 判定できること |
|---|---|---|
| 開口 | 扉を開けた有効幅・高さ | 収納を中へ入れられるか |
| 内部 | 幅・奥行・高さの最小値 | 所定の位置に収まるか |
| 動作 | 引き出し、扉、人の前方空間 | 設置後に使えるか |
「内寸」だけでは足りません。折れ戸はたたんだ扉が左右に残り、引き戸は片側の開口が狭くなります。ケースを正面から入れられない場合、内部で向きを変える空間も必要です。
開口幅は扉を開けた状態で測る
左右の扉、蝶番、レール、取っ手のうち、最も内側へ出ている部分を起点にして有効幅を測ります。上側のレールや床の段差があれば、有効高さも記録します。
収納ケースを横へ並べる場合は、左右それぞれの前に扉が残らないかを確認します。内部全体の幅にケース2個が収まっても、片方の引き出し正面が折れ戸でふさがれる配置は使いにくくなります。
奥行は床・中段・上部で測る
クローゼット内部は、壁、巾木、柱、配管カバーなどで奥行が一定とは限りません。収納を置く高さに合わせ、床付近、中段、上部の少なくとも3か所を測り、最小値を使います。
前側では、扉を閉めたときの内側までを終点にします。取っ手や引き出し前板が扉に当たらないかも確認します。奥側の巾木でケースの下だけ前へ押し出される場合は、その張り出し分を使える奥行から引きます。
高さはハンガーと収納物を含める
床からハンガーパイプや棚板までの高さを測ります。ケース本体が入っても、掛けた服の裾が引き出しに挟まるなら、その組み合わせは向きません。
次の2つを別に記録します。
- 床から棚板・パイプまでの構造上の高さ
- 掛けたい服の裾までを除いた実際に使える高さ
キャスター付き収納は、本体高にキャスターを含むかも商品仕様で確認します。アジャスターや天板の縁など、最も高い部分で比較します。
引き出しを開ける前方スペースも必要
引き出し式ケースでは、本体奥行だけでなく引き出した長さと、人が正面に立つ空間が必要です。クローゼット前にベッド、机、開いた室内扉がある場合は、その状態でメジャーを伸ばします。
ワゴンを手前へ引き出して使うなら、キャスターが扉レールや床の段差を越えられるかを確認します。段差への対応が仕様にない場合は、スムーズに出せると断定しません。
置けない・確認が必要なケース
- 内部には収まるが扉の有効開口を通らない
- 折れ戸や引き戸が引き出しの正面に残る
- 巾木や柱の張り出しを除くと奥行が足りない
- 収納を入れたあと、内部で正しい向きへ回せない
- 引き出しを全開にするとベッドや室内扉に当たる
- 棚上へ置くが、棚の耐荷重を確認できない
寸法が境界ぎりぎりの場合は、壁や床のゆがみ、採寸誤差を含めて再測定します。商品ページの「○cmクローゼット用」という名称より、公式の外寸を優先します。
購入前の採寸メモ
| 項目 | 最小値 |
|---|---|
| 扉の有効開口幅 | ___ cm |
| 扉の有効開口高さ | ___ cm |
| 内部幅 | ___ cm |
| 内部奥行(巾木・扉を除く) | ___ cm |
| 構造上の高さ | ___ cm |
| 服の裾を除いた高さ | ___ cm |
| 引き出し前方の空き | ___ cm |
候補商品の幅・奥行・高さに加え、引き出しを開いた寸法、キャスター込みの高さ、耐荷重を同じ表へ書き足すと、「入るが使えない」候補を購入前に外せます。
